2023年12月28日
本年もありがとうございました。
久しぶりの投稿です。
2023年も仕事納めとなりました。
今年もたくさんの方に支えていただけました。本当にいつもありがとうございます。
一年を振り返ると、、
5月には「結婚の自由をすべての人に」訴訟(愛知訴訟)で違憲判決を勝ち取ることができました。
また、10月には、「オペなしで!戸籍上も「俺」になりたい」裁判(俺裁判)で違憲決定を勝ち取ることもできました。
5月の違憲判決は、私にとって初めての違憲判決でした。
他の弁護団員と協力をしながらですが、提訴時から実働として取り組み、今の事務所を開いた後は、事務所全体としても力を入れてきた事件です。
俺裁判も同様です。
憲法違反を勝ち取るという経験をしたことがある弁護士は、業界全体を見ても少ない方だと思います。
(そもそも憲法適合性を争うような社会問題に取り組んでいる弁護士も多くないのが実情です)
このような違憲判断を一年の間に、2回も勝ち取れたことは、私にとっても、事務所にとっても、大きな大きな出来事でした。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟も、俺裁判も、SOGI、LGBTQの分野に関する事件です。
この分野では、これら以外にも歴史的な判決や決定が出されるなど
特に司法の分野で大きな前進のあった一年でした。
微力ながらその一部に関わることができて、弁護士になれてよかったと、しみじみ思います。
事務所の方は、8月には新たなスタッフも迎え入れることができて、弁護士3名、事務局員4名に。
今年の2月には、新たに1名、弁護士に加わっていただける予定です。
独立から3年かけて、当初から目指している「人権活動と経営の両立」「持続的に人権活動に取り組める事務所」という形に、また一つ近づけていると感じています。
他方で、個人的には、1月にコロナ、2月に胃腸風、3月にインフルエンザ、8月には(たぶん)熱中症、12月には帯状疱疹と、そこそこダメージの大きい体調の崩し方を続けてしまいました。
それだけ体調を崩しても事務所が回るだけの体制になってきたということもできますが、やはり身体あってのこと。
心身を整えることにも気を遣いながら、業務に取り組んでいきたいと思います。